2024/07/28 13:50

そこに住んでいる人は誰も気づかない


どんなにいい環境で
どんなにいいところでも
当たり前だと
良さなどひとつもわからなくなる


物心ついた頃には神奈川県にずっと住んでいた私は
大人になって田舎に住み始めた時
景色に毎日感動していました
今でも田舎にいる時間は毎日空を見ては感動しています



立ち止まって息をのみ
思わず写真におさめたいほど


美しくはっとさせられる雲が一面に広がり
田んぼの反射する水面や草木が風にゆれ生き生きとする姿

ひとつひとつが新鮮で美しく
滅多に人とすれ違うこともない
こんな景色を独り占めしてなんて贅沢なんだ!
とワクワクが止まりませんでした

並ぶお家は都会と違い面積が取れる分
平屋が多く
庭がきちんとあるお家が並び
可愛いお家がたくさんあるのです

どこのお家も庭まで素敵なお家が多くて
丁寧な暮らしをしているんだなあと
しみじみ思いました

ですが地元の人と話すと
「こんな田舎によくきたね」
「何もなくてつまらないだろう」
「全然いいところじゃないよ」
と言われ
私のほうがここの地域の良さを
地元の方に熱弁するみたいなことが数多くありました。。笑

逆に同じように移住してきた方は
「本当に住みやすく素敵なところだ!」
という方ばかりでした

見えなくなってしまうんだな
ということを改めて感じました

道を歩いていても立ち止まって景色の写真を撮っているのは私だけ
満点の星空に誰も見向きもしない

夜お散歩すると本当に星が綺麗で
目が慣れると見えなかった星まで見えてくるんです

当たり前でないからこそ見ようとする

なんでもない日常も
当たり前でない視点で見たら
毎日は奇跡の連続だと気づいていきます

目を凝らしてみてみたら
星々の輝きが増えるように
日常もどこにいても
輝きを見つけ日々に感動していくことができるのではないでしょうか

私も描きながら
日々絵が何を伝えてくれるだろうと
制作できる時間が幸せです



そして絵をお迎えくださった方が
絵を鑑賞する時も
今日はどんなこと伝えてくれるかなと
良い時間となれば幸いです

どこにいても奇跡に気づきますように